「楽に勝ちたい。」
「簡単に勝てる手法を知りたい。」
「誰かのコピトレでいいから勝ちたい。」
この界隈には、怠惰な欲求とそれをカモにする黒い欲望が入り乱れ、まだ足元が固まらない初心者やなかなか結果が出ずにもがき苦しむ中級者は、少しでも油断すると暗い谷底に引きずり込まれてしまいそうになる。
でも、よく考えてみて欲しいのですが、この世界で簡単に手に入るものに本当に価値があるものはありますか?
苦労して手に入れたものだからこそ尊く、価値があるし納得も満足もする。
あのサインツールを使えば勝てるようになるかも。
あのサロンに入るだけで絶対に勝てるようになるはず。
今日をもって、そういう甘い考えは一切捨てましょう。
FXに必要な要素の中でも、非常に大きい要素を占める環境認識は一朝一夕には身につかないものの、一度その基本を身につけることができれば、あとは自らの手で磨いていくだけです。
では、「FXに環境認識はいらない」という言葉に反し、「なぜそこまで環境認識が大切なのか」ということについて、どのブログよりも詳しく解説していきますので、じっくりと読んでください。
FXに環境認識はいらないのか
まず結論からお話すると、FXに環境認識は絶対に必要。
外出する時、天気予報をチェックした方がより服装や持ち物についての判断ができるように、相場から利益を抜き取るために環境認識は必須。
そして何より、環境認識と一言で言っても、とびきり精度が高い環境認識ができれば、常識では到底考えられないようなトレードを日常的に実現できるようになります。
これは、私がtwitterにアップしたトレード履歴ですが、磨き抜かれた裁量トレード技術によって5万円を1回のトレードで数倍にできたら、あなたはどう思いますか?
私にとっては、これができることで人生が大きく上向いたことは言うまでもありません。
とびきり精度が高い環境認識によって導き出される結果とはこういうことです。
とりわけレバレッジの高さを活かして利殖するFXトレードにおいては、少額からレバレッジを効かせながら増やすことこそ、このゲームを戦略的に攻略していくことだと考えます。
では、次に環境認識を取り入れないことで陥る罠についてお話します。
FXに環境認識はいらない?やらないとドツボにハマるたった1つの理由
「FXに環境認識はいらない」という言葉がネット上で散見されますが、その発信者がどういうトレードスタイルなのか?という大前提を理解しないことには決してその言葉を間に受けてはいけません。
そして、環境認識を取り入れないことで陥る状況とは、確率論という数字の罠。
値動きには、例え後付けであったとしても確実にそうなった厳密な根拠があり、トレーダーとして成長していく上で非常に大切なその考察を省略するごもっともな理由は、「勝率○○%の手法だからこういう時も当然ある」ということではないでしょうか。
確かに、トレード手法を統計学的に洗い出し、客観的に把握、理解することは非常に大切ですが、それだけではあなたの大切な手法をあなた自身が守り抜くことはできず、いつか放棄してしまうでしょう。
頭では理解したようでも人には感情があるため、例えば勝率4割だからといっても残りの敗率6割を無感情で受け止めることはなかなか難しいもの。
あなただけのトレードスタイルを確率論のみで終わらせないためには、環境認識は絶対に必要不可欠です。
また、「環境認識よりもプライスアクションに集中すべき」という言葉もありますが、これこそ木を見て森を見ずそのままであって、大局を見ることができず目の前の細かな値動きに踊らされる結果となるため、環境認識の重要性をしっかりと理解しましょう。
では次に、環境認識をどのようにして活用していくのかの一例をお話します。
FXに環境認識はいらない?を根底から覆す理論がコレだ
これから、「FXに環境認識はいらない」という言葉を根底から覆すお話をします。
まず、あなたが採用するチャートパターンがヘッドアンドショルダーだとします。
チャートパターンとは、その形自体に意味はなく、「総体的な形成ポイントや、どういった流れの中で形成されたのか」ということが非常に大切なわけですが、それ以上に大切なことは、複数時間足の中でどういう意味を持って形成されたのかということ。
つまり、ひとえにヘッドアンドショルダーといっても、上位足が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、レンジなのか、例え売りに不利な上昇トレンドであっても押し目形成の下落の起点となっているポイントなのか、売りに有利な下降トレドであっても戻り形成の底で形成されているのか、などなど挙げ出せばキリがないほどに多様な意味を持っています。
そして、マルチタイムフレーム分析という環境認識をすることによって導き出される最大の恩恵は、その意味づけを高精度にできるということに尽きます。
これが行き着く先は、確率論ではなく、それを踏まえて乗り越えた期待値という考えでトレードをするようになります。
期待値についての詳しい解説は別の機会としますが、要は勝ち負けに関係なくトレード資金を投じるに値する場面という判断ができるようになるということ。
環境認識の重要性を理解し、そして、実戦で余すことなく力を発揮できるように、日々、丁寧にチャートに向き合っていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
大好きなあのコに告白する前に、「彼氏や好きな男はいるのか?」、「趣味は?」、「部活は?」、「犬好き?猫好き?」、「好きな食べ物は?」などなど、熱烈な想いを実らせるために、ありとあらゆる情報をかき集めて何度も頭の中で告白のシミュレーションをした経験があなたにもあるはず。
コレだって立派な環境認識。
この例え話やトレードしているいないに関わらず、誰もが日常的にあらゆることに対して環境認識をしています。
であるならば、「FXに環境認識はいらない」という言葉を鵜呑みにする危険性が身をもってよく分かるのではないでしょうか。
「FXに環境認識は必須であり、何よりも重要」だという言葉を再インストールして、歩みを進めていきましょう。