環境認識

FXの環境認識がわからない!を解決する今日からできる3ステップ

「環境認識が大切なことは分かっているけれど、何をどう見ればいいのか分からない。」
「上位足から下位足に落とし込んでいく流れが分からない。」

こんな悩みを抱えたことが誰でも一度はあるはず。

それは当然の話で、全くもって落ち込む必要はありません。

 

むしろ、ある程度、勝てるようになってからも「分からない」場面は普通にありますし、そういう状況で無理して分かろうとチャートをこねくり回すのではなく、いかに無駄な取引をせずに資金を守るかということの方が遥かに大切。

今回は、「FXの環境認識がわからない」というあなたの悩みを非常にシンプルで分かりやすい方法で解決していきますので、最後までじっくりと読んでください。

 

この方法を実践できれば、驚くほどシンプルに環境認識ができるようになるでしょう。

 

FXの環境認識がわからない!の原因はコレだ

まず結論からお話すると、FXの環境認識がわからない最大の原因は、チャートに向き合う上での一貫した軸が定まっていないから。

つまり、目先の利益に目が眩み、全ての値動きがチャンスに見えてしまい、優位性の全くない場面でも衝動的なトレードを繰り返してしまい、結果として資金も減り自暴自棄になる。

 

トレードというものは、勝てるようになればなるほどやることがなくなっていきます。

なので、「いかに無駄な取引をしないか」ということを努力する必要があるんですね。

 

そして、この「やることがなくなる」という言葉の意味とは、冒頭にお話した一貫した軸が明確に定まるからこそのことで、その軸に当てはまらない場面では必然的にトレードできないという判断を下すことになります。

これこそが、いかに何もしないかに注力する勝ちトレーダーと、ところ構わずにトレードチャンスを探し回るハイエナのような負けトレーダーとの明確な違いです。

 

このブログを読んでいるということは、この2択のどちらになりたいのかは、もうあなたの中で決まっていますよね。

では、次に一貫した軸を持ってチャートと向き合う具体的な方法をお話します。

 

FXの環境認識がわからない!を解決する3ステップ

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それでは、「FXの環境認識がわからない」を解決する具体的な3ステップをお話します。

全体像は、次のとおり。

 

  1. 採用するチャートパターンを決める
  2. 現在のチャート上でそのパターンが形成されているかを見る
  3. 形成されていた場合、そのパターンに優位な環境であればエントリーする

 

では、具体的にお話していきます。

 

ステップ1 採用するチャートパターンを決める

採用するパターンについては、ハッキリと言いますが「何でもいい」です。

よく「手法は何でもいい」という言葉が使われますが、まさにその通りで常に変化し続ける相場という世界では、どの手法にも平等にチャンスが与えられています。

 

そして、多くを望まずに一つのパターンを追究していった者には豊かな実りを与え、抱え切れないほど多くの利益を望んだ者には残酷な現実を突きつける世界。

つまり、取引機会を最大化しようとすれば必然的に採用するパターンも増え、一つ一つのトレードの質が下がり、いつまで経っても自分の「型」が洗練されません。

 

「手法は何でもいい」でも「どれか1つにすること」

これが非常に大切で、その一つを洗練させていく過程で自然と別の型を見出していくでしょう。

 

ステップ2 現在のチャート上でそのパターンが形成されているかを見る

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ステップ1では、採用するパターンを1つに絞る重要性がよく分かったのではないでしょうか。

では、次にそのパターンが実際のチャートで形成されているのかを確認するわけですが、全ての時間足で探さずに、まずはあなたのメインとなる時間足でそのパターンが形成されているのかを明確に見極めができるようにしましょう。

 

日々のチャートチェックでは、執行時間足で採用したパターンが形成されているのかを見ること。

これだけで十分です。

 

ステップ3 形成されていた場合、上位足を含めどういう環境下で起こっているのかを見る

最後のステップです。

 

ここでは、ステップ2のチェックで採用パターンが形成されていた場合と形成されていなかった場合に分かれます。

まずは、形成されていなかった場合ですが、この答えはシンプルでトレードはできませんよね。採用パターンを決めた以上、ここで無理してトレードチャンスを探すような行動はなくなるはずです。というか、なくさなくてはいけません。

 

では、執行時間足であなたが採用したパターンが形成されていることが確認できた場合についてお話します。

ここでは、買い戦略として大底の転換パターンの一つであるダブルボトムを例にしてみましょう。

 

たった一つのパターンでも、それが形成された環境条件によって意味が全く異なってきます。

つまり、今回の例でいうと、買いに有利なのか不利なのか。

 

ここで更にフィルターを掛け、買いに有利な場合のみトレードする。

それ以外はやらないし、やれない。

 

非常にシンプルなルールですが、何を隠そう多くの人がこういったルールを守れないがために相場に打ちのめされて退場していきます。

本当に勝ちたいのなら、まずはこの3つのステップを徹底的に守り抜いてみてください。

 

青牛
青牛
たった1つのパターンであっても複数時間足で見た時には、実に多様な組み合わせが存在しています。いつまでも確率論に終始するのではなく、マルチタイムフレーム分析によって厳密な根拠を見出せるようにしていきましょう。
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まとめ

FXの環境認識がわからないのは、自分の中に明確な軸がないからということがよく分かったのではないでしょうか。

逆に言えば、その軸さえしっかり持つことができれば、必然的にやるべきことが絞り込まれていくため、ポジポジ病のようなこともなくなり、相場の値動きにメンタルをブラされることもなくなります。

 

最後に大切なことなので、もう一度だけ言います。

「手法は何でもいい」でも「どれか1つにすること」