「とにかく何をやっても勝てない・・・」
「基本的に含み益にならない・・・」
恥ずかしながらこれは過去の私です。
私は、月単位でしっかりと勝てるようになるまでに約7年という長い歳月を要していますが、はじめの3、4年というのは本当に何をやっても勝てませんでした。
今、思い返してみても、冗談抜きで含み益になることの方が稀だったというイメージしかありません。苦笑
今回は、青牛の失敗談を中心にデイトレードで多くの人が負けるその理由についてお話していきますので、最後までじっくりと読んでください。
デイトレードで負ける理由!だから絶対に勝てないんだよ!青牛の失敗談を語ります
デイトレードで負ける理由!だから絶対に勝てないんだよ!青牛の失敗談をお話していきます。
まず結論からお話すると、ほとんどの人が勝てない最たる理由は技術がないから。
これに尽きる。
プロスポーツ選手であれ、料理人であれ、建設現場の職人であれ、医者であれ、それらの人達は、毎日その専門分野と向き合う中で磨き上げられた技術を持っていますよね。
あなたがお客という立場でこれらの人達からその専門サービスを受ける時、技術がない人と契約したいとは決して思わないはず。
つまり、技術があるということはイコール相応の価値の提供を受けられるということであり、あなたが日常生活を送る中では受けられるサービスの判断基準として当たり前のこととして行動しているわけです。
それがなぜかトレードとなると、ほとんどの人が技術なんてお構いなしに相場に参入し、いとも簡単に稼げると勘違いし資金を失っていく。
お金が絡むと、人はいかに愚かで衝動的に行動するのかがよく分かるのではないでしょうか。
では次に、トレードを構成する三大要素として一般的な3つのM(Method・Money・Mental)をもとに青牛の失敗談をお話していきます。
手法
私が勝てるようになるまでに時間を要した最大の要因はここにあると考えています。
つまり、色々なパターンを取ろうとしていたんですね。
売りも買いも両方やり、順張りも逆張りもやる。
トレンドフォローもレンジもやる。
とにかく何でもかんでも器用に取ることが凄いんだと勝手に思い込んでいました。
その結果どういうことが起こるのかというと、いつになっても一貫した手法が身につきません。
現在の私は、大底を捉える手法とトレンド転換を捉える手法の2つを採用していますが、勝てるようになったきっかけは、売買を買いのみに絞り、かつトレンド転換1本に手法を絞ったから。
細かい技術的なことを挙げれば他にも色々とありますが、勝ちトレーダーへと変身することに最も貢献した要素はこの2つ。
なので、今あなたが色々なことに手を出しているのなら、これまで掻き集めてきたものを一旦手放し、本当に必要なものが何なのかをじっくりと考えてみましょう。
資金管理
リスクは総資産の1〜2%に留め複利で運用するのが一般論で、私もそれを鵜呑みにして実践してきましたが、私に複利は全く合いませんでした。
何より、人の感情に対してお金という数字の上下が与える影響は本当に大きく、完全余剰資金で全てに余裕がある人ならまだしも、私のように人脈も資産もないお金の器の小さい男が複利運用をするべきではなかったと思います。
「トレードの才能は何ですか?」と私が問われた時、まず浮かぶのは「お金と感情を完全に切り離せること」と答えるでしょう。
つまり複利で運用し、資金が大きくなってもそこに慣れるという概念が存在せず、どれだけ0が増えても全く感情をブラさずにトレードできればマジで最強だと思います。
なので現在の私は、リスクに晒す分だけ口座に入金し単利で運用しています。
別に複利が悪というわけではなく、それぞれの性格などに適した資金管理がありますから、自分のお金に対する器を考えながら運用方法を選択していきましょう。
メンタル
「損切りができないのはメンタルが弱いからだ」
「ポジポジ病になるのはメンタルがブレブレだからだ」
といったフレーズをよく目にします。
当然、それらとメンタルには少なからず因果関係はあると思いますが、私の見解としては、まずは圧倒的な技術を身につけることが最優先です。
手法の項でもお話しましたが、トレーディングとは完全に職人技。
その道のプロがその専門分野に特化した技術を持っていることと全く同じで、トレードで結果を出すためには磨き抜かれた技術が必要不可欠です。
そして、それがあって初めてメンタルという要素が重要さを帯びてくるわけで、トレード初心者に対してメンタルメンタルと吹聴するのは完全にお門違い。
瞑想すればホームランが打てるようになりますか?
大谷翔平のバットを使えば、すぐにホームランが打てますか?
トレードで勝てるようになるために必要なことは、この問いの答えと全く同じです。
トレーディングに必要な技術が身についた時、初めてメンタルマネジメントが必要になってくる。
私も勝てない時期に、自己啓発本を読み瞑想に励んだこともありますが、申し訳ないですがトレード技術の向上には全く役に立ちませんでした。笑
なので、あなたがもし今勝てていないのなら、明けても暮れてもチャートと向き合って、まずは技術を身につけましょう。
繰り返しますが、技術を身につけたその先にメンタルマネジメントが必要になります。
また、技術を身につける上で絶対的に重要な”ある要素”については、また別の機会にお話します。
まとめ
なぜ多くの人がトレードで勝てないのか?について、青牛の失敗談を交えながらお話してきました。
トレーダーやサロンなどにも色々な属性がありますし、どれが正しいということは絶対にありません。
ただ、青牛という1人のトレーダーは完全に技術主義だというだけの話。
失敗を失敗で終わらせることなく、意味ある失敗として成長の糧としていきましょう。