環境認識

環境認識でエントリー精度を上げるのならマルチタイムフレーム分析を磨くべし

「エントリータイミングが分からない・・・」
「なるべく含み損を抱えないようなタイミングでエントリーしたい・・・」

動く方向は分かっていても、いつエントリーするかによってトレーダーに与える心理的負荷は大きく異なるもの。

そこへ資金管理の要素も加わってくることによって、過剰なサイズで入ればロスカットにあい、小さいサイズしか立てられなければモヤモヤを抱えてしまいますよね。

 

この記事では、入口と出口が必ず存在するFXトレードにおいて、まずはじめに行うエントリーという要素について詳しくお話していきますので、ぜひ参考にしてください。

環境認識でエントリー精度を上げるのならマルチタイムフレーム分析一択

まず結論からお話すると、エントリー精度を極限まで上げたいのであればマルチタイムフレーム分析を磨いていくことが最も合理的。

なぜなら、あなたがエントリーしようとしている時間足のセットアップは、上位足がどういう環境条件かに大きく影響を受け、なおかつ、細かな振動を拾わないためには下位足で動き出しのタイミングを厳密に見極める必要があるから。

 

例えば、執行時間足が1時間足で上昇トレンドの押し目買いというセットアップの場合、直近の押し安値までは買い下がる合理的なゾーンなわけですが、だからと言ってそのゾーンで適当にエントリーしようものなら、長時間にわたって含み損を抱えるリスクがあり、何より時間対効果の面で効率が悪過ぎます。

なので、執行時間足でセットアップを確認し、更にそのセットアップが確定するテクニカルシグナルを確認してから、下位足でエントリータイミングを見極める方法がオススメ。

 

 

下位足までスケールダウンし値動きを見極めていくことで、動き出しの瞬間に近いタイミングでエントリーすることができ、非常に有利な立ち回りが可能になります。

 

 

環境認識でエントリー精度を上げることによる最大の恩恵

次に、環境認識でエントリー精度を上げることによって得ることができる最大の恩恵についてお話します。

 

押し目買いの根拠が崩れる直近押し安値までのストップ幅を甘受し、それに応じたポジションサイズにするのならそれでも十分構わないのですが、ストップ幅を限界まで絞り込むことができれば投入するロットも大きくできますよね。

 

  1. ストップ幅 30pips 1ロット
  2. ストップ幅 15pips 2ロット
  3. ストップ幅 10pips 3ロット

 

どれも同じ30,000円のリスクではあるものの、実現できるリスクリワードには見た目以上の大きな差があります。

そして、どれが正しいということは全くありませんが、どれが最も効率よく資金を増やせるのかは明らか。

 

これについては、資金管理との兼ね合いもあるわけですが、そもそもFXをやる最大の優位性はレバレッジが効くこと。

ライト, ランプ, 提灯, 白熱灯, 輝き, 輝く, 点灯, 照らされた, キャンドルライト, 夜, 暗い

 

少額の資金に対し、数百倍というレバレッジを効かせることで効率的に資金を増やすことができるから株ではなくFXをやっているはず。

そして、私自身もお金がない中で、少額からいかに効率的に資金を増やすかということにフォーカスし、マルチタイムフレーム分析とピラミッティングに行き着き、5万円から100万円に利殖する方法を編み出したんですね。

 

話を戻しますが、エントリー精度を絞り込むことによって享受できる恩恵は、あなたが想像している以上に強烈だということだけは断言しておきます。

口座資金の数%のリスクで増やしていく一般的な方法は、1,000万円以上資金がある人の手堅い戦略であって、FXで運用できる資金が数万円〜数十万円という人の場合は、確固たる技術を身につけて利殖していくしか道はありません。

 

つまり、資金量が少ないほどトレード技術は必要になるということ。

このエントリー精度を絞り込む技術は、その最たる例だと私は考えています。

 

資金量があるトレーダーは、エントリータイミングなどお構いなしにエントリーしても、過大なポジションサイズでない限りは強制ロスカットされることなく泳ぐことができるため、そもそもトレードとしては全く参考になりません。

それに対し、あなたも十分わかっているように資金量が少ないほど技術が求められるわけですから、目先の利益や美味しそうな話に飛びつくことなく長期的な視点に立ち、技術習得のために必要なことに集中して取り組みましょう。

 

重要なことなので、最後にもう一度だけ伝えておきます。

エントリー精度を限界まで絞り込むことによって享受できる恩恵は、あなたが想像している以上に強烈です。

 

青牛
青牛
習得までに時間はかかりますが、エントリー精度を極限まで高めるためにはマルチタイムフレーム分析は必須です。
【完全版】マルチタイムフレーム分析を初心者が身につける方法を徹底解説!この記事では、マルチタイムフレーム分析の技術を習得したいけど、「初心者には難しいからやめときな」と言われ、どうやって取り組んでいけばいいのか分からないというあなたのために、マルチタイムフレーム分析を学ぶ上で必要なお話をしていきますので、じっくりと読んでください。...

 

まとめ

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環境認識でエントリー精度を上げるのであれば、マルチタイムフレーム分析を磨くことが最も合理的であるというお話をしてきました。

そして、エントリー精度を磨くことによってもたらされる恩恵の大きさも。

 

もし、今あなたが少額から資金を増やさなければいけないのであれば、焦ってリアルトレードに手を出して大切なお金を失うのではなく、まずは確固たる技術を身につけることに全集中しましょう。

 

相場は逃げませんが、大切なお金は一度失うと取り戻すには苦労するものです。

何度言っても語り尽くせませんが、トレーダーとして将来に渡って安定して利殖したいのであれば、まずはとにかく技術習得に励みましょう。