「エントリーすると必ず含み損を抱える」
「逆指値にヒットしてから思惑の方向へ伸びていく」
狙いは悪くないのに、エントリータイミングが悪いことで全てが水の泡となってしまう。
完全に読み違えたならまだしも、ほんの僅かなタイミングの違いで被る損切りの悔しさは、ナッパの尻尾を掴んでも効かずに返り討ちにあったピッコロどころの話ではないですよね。
この記事では、デイトレとタイミングの関係、少額から利殖するトレーダーに必要な考え方をどのブログよりも実戦的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
デイトレはタイミングが命!少額スタートのデイトレードで結果を出すためのポイント3選!
デイトレはタイミングが命!少額スタートのデイトレードで結果を出すためのポイント3選!を解説していきます。
今回の内容をリアルトレードで実践していくための、より具体的な考え方についてはこの記事で解説していますので、合わせて読んでみてください。
この記事でも触れていますが、「誤ったタイミングで正しい手法を使うよりも、正しいタイミングで誤った手法を使う方が効果がある」という戦場の格言は、まさにトレードにおけるエントリータイミングにも重なります。
更には、少額の資金からスタートしリスクを取って効率良く増やしていくためには、セットアップを厳選した上で具体的なエントリータイミングも絞り込んでいく技術が求められる。
このエントリータイミングを厳選できる技術がトレーディング全体に与える影響は計り知れないものがあり、蔑ろするにはもったいないという言葉だけでは足りません。
あなたもこれまでに何度も経験してきたことがあるように、エントリーしてから逆行し含み損を抱えることによるストレスはできる限り排除したいもの。
大きな資金があり証拠金維持率に余裕を持つことができるトレーダーならまだしも、少額資金からの利殖が避けられないトレーダーであれば、高い精度のエントリー技術は必修と言えるでしょう。
それでは、デイトレでエントリータイミングを磨くポイントを解説していきます。
エントリータイミングのポイント① シグナルの確定を待つ
テクニカル分析には、酒田五法をはじめとしたローソク足の並びや単体に意味を持たせた表現がトレーダーに親しまれていますが、その中でシグナルとして最もメジャーなローソク足はハンマーでしょう。
- ハンマー
- ピンバー
- スパイク
- ヒゲ
然るべき場所でこのローソク足が確認できると、多くの相場参加者が動き出すトリガーとして認識し行動を起こします。
まずは、ハンマーが執行時間足で確定したことをしっかりと確認してからエントリーすることを徹底するだけで、あなたが想像している以上に無駄なエントリーを排除できるでしょう。
エントリータイミングのポイント② ハンマーの発生場所を見極める
このテクニカルシグナルについて多くの方が勘違いしていること、または、認識が甘いことの代表例として、それが発生する場所との関係を意識できていないということが挙げられます。
結論からお話すると、ハンマーなどのテクニカルシグナルはそれ単体では全く意味を持たないということ。
これはチャートパターンにも言えることで、例えば天井圏での逆三尊、レンジ中断でのダブルボトム、押し目買い場面での三尊など、発生する環境条件と合致しなければそこに優位性は存在しません。
なので、ハンマー単体を探すのではなく、それが発生する場所や環境条件などを総合的に評価しセットアップの優位性を判断することが大切。
そして、このテクニカルシグナルの優位性を生きたチャートで見極めるようになるためには、高精度な記録が絶対に必要になってきます。
この記事では、その必要性と重要性について解説していますので合わせて読んでみてください。
エントリータイミングのポイント③ 優位性が高いハンマーを確認するまで絶対にエントリーしない
3つ目のポイントは、これまでのポイント①と②を踏まえた上で、その条件が揃ったとしても、エントリータイミングでハンマーが確認できなければ絶対にエントリーしないという規律を持つこと。
この記事で解説しているようにトレーディング全体の精度を上げたいのであれば、執行時間足よりも下位足でエントリータイミングを図る必要があります。
執行時間足でのセットアップとテクニカルシグナルを確認したにも関わらず、あえて更に下位足で同じようなことをするのかというその答えが、このトレーディング全体の精度を上げるということであり、トレーダーに最も直接影響を与える事実がエントリー直後から含み益になるということ。
このエントリー直後から含み益になるという状態を実現するために、全ての環境条件が揃ってもエントリートリガーとして下位足でハンマーが確定するまで絶対にエントリーしないということを徹底してみましょう。
当然、シグナルの発生を待たずに思惑の方向へ伸びていってしまうこともありますが、何よりも今あなたが勝てていないのなら、目先の利益を追い求めるのではなく長期的な視点に立って技術の習得に励むべき。
まとめ
デイトレで結果を出すためにはタイミングが命であり、それが少額からのスタートであるなら尚更。
私自身の経験を踏まえると、利殖の難易度は資金量が少なくなるにつれて上がっていきます。
つまり、資金量が少ないほど高い技術が求められるということ。
安易な選択をすれば、そのツケは必ずあなたに返ってきます。
賢明な選択をすれば、報われるのもあなたです。
サインツールで楽して稼ぐという安易な思考を捨て、長い時間をかけてでも堅牢なトレーディングスキルを身につける道を歩んでいきましょう。