「1日に何回くらいトレードすればいいんだろう・・・」
「1週間に数回しかチャンスが来ないけど、もっとトレードしたい・・・」
という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
私自身、過去にはトレードチャンスをできるだけ増やすための試行錯誤をしたことがありますが、今となってはその考え方も行動も間違っていたとハッキリ分かります。
この記事では、トレード回数について悩んでいるあなたのために、喉元に詰まったモノがとれるような解説をしていきますので、最後までじっくりと読んでください。
FXのトレード回数は1日1回?月なら?週なら?大切な考え方を解説!
それでは、FXのトレード回数は1日1回?月なら?週なら?大切な考え方は?をテーマに解説していきます。
まず結論からお話すると、トレード回数は少なければ少ないほどいいということ。
なぜなら、エントリーするということは大切な資金を相場に晒すということであり、FXトレードがお金に働いてもらう行為である以上、基本的にエントリー自体がリスキーな行為だから。
戦争に例えるならば、エントリーとは敵の陣地に自軍の兵士を投入するということであり、それが意味することはこれ以上の説明がなくても分かるはず。
そして、敵の陣地に攻め込み戦果を上げた場合にも、その攻め込んだ回数が少ないほど1回ごとに効果的な攻撃ができたということであり、費用対効果としても優れているということが言えるでしょう。
エントリー回数の具体的な考え方
では次に、FXトレードにおけるエントリー回数の具体的な考え方について解説していきます。
繰り返しになりますが、この話の大々々前提には「エントリー回数は少ないほどいい」という考え方があることを十分理解しておいてください。
何よりFXの大きな優位性の1つにレバレッジがあるわけですが、10万通貨で100pipsと100万通貨で10pipsでの想定利益と損失はほぼ同じですよね。
※スプレッドなどの要素は除外しています。
ということは、トレード回数自体に本質的な意味があるわけではありません。
より具体的に表現するのであれば、「エントリー回数に比例して稼げるわけではない」ということ。
これについては、マーケットの魔術師の1人であるウィリアム・エックハートが次のように語っています。
人間の本性は、「利益を最大にする」ことではなく、「利益を得るチャンスを最大にしようとする」働きがある。
つまり、9割の人が退場すると言われている相場の世界において、そのほとんどの人が「利益を得るチャンスを最大にしようとする」ことに躍起となっているというであろう行動様式がよく分かるのではないでしょうか。
「早くエントリーしなければ儲けるチャンスが逃げてしまう」というポジポジ病の1事例も、この行動様式によって生み出されているわけです。
これまでの話を踏まえれば、過去の私のようにエントリー回数を増やすことをアイデアを練るという行為がいかに本質的ではないということがお分かりでしょう。
本当のトレードとは「エントリーしなければならない」
恐らく多くの人は「エントリーしたい」という感情で相場を見ているでしょうが、本当のトレードとは、その状況があなたが採用する手法に合致するのなら『エントリーしなければならない』のです。
そこに欲や恐怖という感情があろうが一切関係なしに、期待値があるのなら『エントリーしなければならない』のが本当のトレーディングです。
今一度、あなたが採用する手法にとって『エントリーしなければならない』状況とはどういう状況なのか?をじっくりと考えてみてください。
青牛のトレード回数
最後に、私のトレード回数についてお話しますので参考にしてみてください。
私のトレード回数の概要は次のとおり。
- 日足、4時間足スケールの波をとるチャンスが月に1回程度
- 1時間足、30分足スケールの波をとるチャンスが週に1〜2回程度
絶対的な固定数字ではありませんが、基本的なトレード回数は上記のようなイメージです。
つまり、スイングトレードのチャンスは月に1回程度であり、デイトレのチャンスは週に1〜2回程度ということで、特にスイングトレードのチャンスは多くても月に1回程度という認識です。
デイトレという言葉のイメージとしては、さぞ毎日トレードできるような感覚を覚えてしまうものですが、様々な手法それぞれがその優位性を発揮する場面というのは、それほど多くないというのが現実でしょう。
まとめ
FXのトレード回数は1日1回?月なら?週なら?大切な考え方を解説!をテーマにお話してきました。
この記事であなたに最も理解して欲しいポイントは、トレードにおいて重要なことは回数ではなく、優位性が高い1回のトレードだということ。
FXにはレバレッジという大きな優位性があります。
その優位性を多くの回数によって薄めてしまうのか、それとも優位性を凝縮させて渾身のトレードとするのかは、全てあなた次第です。