「仕事中でもチャートが気になって仕方がない・・・」
「チャートを開くとついついエントリーしてしまう・・・」
という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
医学の権威である著名なとある医師によると、この状態の総称として「ポジション持ちたくて仕方がない病」略して「ポジポジ病」というそうです。
そして、残念なことに医学がこれほど進歩した現代であっても、このポジポジ病の特効薬は未だに見つかっていません・・・。
この記事では、ポジポジ病で悩むあなたのために、少しでも改善するための対策などを解説していきますので是非参考にしてみてください。
FXのポジポジ病は治らないままで勝てる?治療方法を徹底解説!
それでは、FXのポジポジ病は治らないままで勝てる?治療方法は?をテーマにお話していきます。
ポジポジ病の特効薬はない
まず結論からお話すると、冒頭でも触れたとおりポジポジ病の特効薬はありません。
もう少し正確に表現するならば、誰にでも効く万能の特効薬はないということ。
人それぞれ性格が違うように、ポジポジ病が発動してしまう環境条件などは千差万別であるため、絶対にこうすれば治るということはないんですね。
しかし、一般的な傾向への対処法は存在していますので、それらをヒントにあなたに合ったポジポジ病の治療方法を探していきましょう。
ポジポジ病の発動条件と対策
では今回は、ポジポジ病の代表的な5つのケースを挙げて、それぞれの対策を解説していきます。
Case.1 スマホでチラチラ見ながらエントリー
恐らく兼業の方で最も多いのが、この「チラチラ見るのが好きなムッツリ病」。
個人的には、特に初心者に顕著な症状ではないでしょうか。
その理由は、中級者以上はPC画面でのチャート分析に慣れているため、わざわざ見にくくそもそも分析が成立しないスマホの画面を見ようとは思わないもの。
それに対し、初心者は「とにかく早く儲けたい」、「エントリーすれば稼げる」というパーフェクト養分思考であるため、たとえ仕事中であろうとも隙さえあればスマホを見てしまい、しまいにはエントリーしてしまうわけです。
このチラチラ見るのが好きなムッツリ病の対策は次の2つ。
対策①:パソコンでのチャート分析に慣れる
パソコンでの分析に慣れると、スマホでは「見えない部分・要素」があまりにも多いということに気づくため、スマホでチャートを見ることにストレスを感じるようになります。
なので、まずは帰宅してからの時間にパソコンでチャート分析することを徹底し、それを習慣にしてしまいましょう。
対策②:チャートの横軸を意識する
FXトレードは、世界市場の開場と閉場が重なり合っているため、値動きが発生する時間には特定の傾向があります。
特に夜7時くらいに帰宅する方であれば、ニューヨーク時間を戦場としてトレードするだけでも十分に稼ぐことができますから、特に大きく動くことが少ない東京時間にわざわざスマホで優位性の低いトレードをするくらいなら、完全にニューヨーク時間に割り切ってみましょう。
Case.2 チャートを見てたらついついエントリー
次に多いのが、パソコンでチャートを見ていたら優位性がない場面であるにも関わらず、ついついエントリーしてしまう「気づいたら触ってました病」。
これは勉強熱心であるがゆえに、チャートを長時間見ていることで発症してしまう病。
この場合には、そもそもリアルトレードができないようにデモ口座にするか、検証ツールで過去のチャートを見るようにしましょう。
そもそも、チャートをカチカチと操作すること自体が、知らず知らずのうちにエントリーポイントを探しているだけになっているのはよくある話。
何のためにチャートを見ているのか?、知らず知らずのうちに気づいたら触ってました病を発症していないか?と自分自身を客観視しながらトレード学習に取り組みましょう。
Case.3 暴走してエントリー
利確を伸ばせなかった、損切りが続いた、などを理由に起こってしまうこの状態を総称して「ランボー怒って困ったちゃん」と言います。
この状態によって資金を溶かすことを回避するためには、
・チャートを速やかに閉じパソコンの電源を落とす。
・気分転換する。
を徹底しましょう。
断言しますが、ランボー怒って困ったちゃん状態でパソコンの前に居ても200%良いことはありません。
上記の対策を取り、パソコンがない部屋に移動してしまいましょう。
これは逃避ではなく戦略的撤退です。
Case.4 SNS見てたらコピトレエントリー
SNSでフォローしているトレーダーのツィート「◯◯ロング!」を見た途端に恐ろしいほどの反射神経でエントリーしてしまう。
まさに病名のとおり「間違った北斗神拳伝承者」
この記事でもお話していますが、トレーダーという生き方を目指すのであれば、他人に依存する思考は完全に捨てなければなりません。
全ての意思決定を自ら実行できるのがトレーダーの醍醐味であるにも関わらず、それを他人に任せようとしている時点で本末転倒な話。
何のためにトレードに取り組んでいるのかを今一度じっくりと考えてみましょう。
この症状に悩んでいる場合には、そもそもSNSが悪い影響を与えているため、いっそのことSNSから完全に離れて自分自身に集中することが大切。
少しでも当てはまったという方は、すぐにでもスマホからSNSのアプリを削除しましょう。
Case.5 酒を飲んでエントリー
まさに「酔拳の使い手」
この症状の人は、もはやトレーダーではなくエンターテイナーになりたいだけなんでしょう。
飲んだら乗るな、飲むなら乗るな。とはよく言ったものですが、大切なお金を戦場に送り込んでいるのですから、軍勢を指揮する将軍がただの酔っぱらいならどういう結末を迎えるかは火を見るより明らか。
そもそも論ですが、酒を飲んでトレードする時点で相場の世界に足を踏み入れるべきではないですよね。
厳しいようですが、酔拳の使い手に処方できる薬はありません。
青牛が患ったポジポジ病
最後に、私が患ったポジポジ病についてお話します。
もう何年も前の話ですが、朝3時くらいに起床し瞑想などをしてからチャートを見るという意識高い系の生活を送っていた時がありました。
で、何が問題となったのかというと、結論からすれば「横軸に対する認識が全くなかったがために大きく動くわけもない時間帯にエントリーするということをしていました。」
つまり、朝の4時、5時なんてニューヨーク市場も閉まるような時間帯なわけで、ショッピングモールで言えば、お客さんがほぼいない状態にも関わらず売れると信じてオススメ商品を必死に売ろうとしているようなものです。
なので、瞑想で整ったメンタルに損切りというスパイスをトッピングにしてtoo badな朝を迎えていました。
この問題を解決した方法としては、単純にテクニカル分析において横軸の重要性を認識したことによって優位性の低い時間帯のトレード自体をやらなくなりました。
今は当然ポジポジ病のような症状はありませんが、強いて言うのならCase.2の気づいたら触ってました病に気をつけているといったところでしょう。
まとめ
FXのポジポジ病は治らないままで勝てる?治療方法を徹底解説!をテーマにお話してきました。
今回は、医学界の権威たちの診断を存分に引用したのでいささか堅苦しい文章になってしまいましたが、あなたのポジポジ病が少しでも改善されれば幸いです。
同じ「ポジ」なら、『ポジティブ』のポジでいきましょう。