「FXをやるならデイトレードをやりたい」
と思ってはいるものの、仕事から帰宅してからの時間でなかなか上手くいく方法が見つからない。
兼業の方の多くは、チャートをずっと見ていられないことをネガティブに考えている人が大半を占めていますが、決してそんなことはありません。
24時間いつでもチャートを見ていられる専業の私が言うのだから、これは間違いないでしょう。
この記事では、兼業で思うようにトレードスタイルを確立できないというあなたのために、どのようにデイトレのスタイルを築いていくのかということを、どのブログよりも実戦的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
FXのデイトレードでチャート分析を戦略的にやる3つのポイント
FXのデイトレードでチャート分析を戦略的にやる方法をお話します。
- 監視時間を固定する
- 監視通貨を1つに固定する
- 取引回数を固定する
では、1つずつ解説していきます。
ポイント① 監視時間を固定する
これは、ポイントというよりも兼業トレーダー最大の優位性でしょう。
なぜなら、四六時中チャートを見ているからといって、それに比例してチャンスが増えるわけではないから。
とりわけFX市場は動き出す時間が似通っているため、その時間を固定した方が圧倒的に効率的に立ち回ることができます。
お昼休憩中や帰宅中に取引してみたり、布団に入ってからもスマホでチェックしてみたり、あなたも分かっているようにこれらにメリットは何一つありません。
19時に帰宅することが多いのであれば、家族との時間を過ごした21時以降でもチャンスは十分にありますから、その場合は監視時間を21時から24時までに固定するのがベター。
夜勤が多い場合には、東京市場やオーストラリア市場の7時から10時頃に狙いを定めればいいでしょう。
いずれにしても、監視時間を完全に固定することで、様々なことに気づくことができます。
これは普通とは逆の発想で、監視時間を増やすよりもまずは減らして固定することで多くの学びを獲得していきましょう。
監視時間の中でも、何時頃に動き出すのか、値動きが止まるのか、何月、何週目に大きな節目が来るのかなどを丁寧にあなたのデータとして蓄積していくことが何よりも大切。
ポイント② 監視通貨を1つに固定する
これは魚に例えてみれば分かりやすいですが、マグロ、サンマ、イワナ、メダカなど同じ魚であっても生息している場所が異なり、食べるものや行動特性も全く違いますよね。
FXも通貨というカテゴリーの中に様々な通貨ペアが存在していますが、それらの値動きは同じではなく、通貨ごとに動き方や値動きが起こったり止まったりする時間などが異なるわけです。
満足に1匹の魚も釣れないのに、色々な場所に行って色々な魚を釣ろうとしてしている釣り人を見てあなたはどう思いますか?
まずは、1種類の魚を確実に釣れるようにする。
1種類の魚を釣る技術を習得する過程で、大切なことを学び、技術が深まり磨かれていきます。
FXもこれと全く同じ。
まずは1つの通貨の特徴を把握し、そこで利益を上げる術を身につけましょう。
ポイント③ 取引回数を固定する
利益になろうが損失になろうが、取引回数を決めなければキリがありません。
なぜなら、人は欲にとことん弱いから。
もっと利益を上げたい。
もっと損失をカバーしたい。
この思考で染まった行動をとることで、あなたが受け取る結果がどういうものなのかは、すでに分かっているはず。
これに関しては、50,000円の利益(損失)になったらやめる、のように取引回数ではなく金額で決めても構いません。
いずれにしても、あなたの行動に制限をかけることで、トレードスタイルが構築されることを促し、トレード資金を守ることができます。
メンタルがブレてこの制限を破りそうになった時は、パソコンの電源を落とし酒でも飲んで寝てしまうことが最良の選択かもしれませんよ。
まとめ
FXのデイトレードでチャート分析の精度を上げる解説をしてきました。
一般論で言えば、範囲を広げることで多様性を身につけることがセオリーですが、相場の世界に関しては全く逆ということが真理でしょう。
勝っているトレーダーほど、全てが「柔軟」に固定され、研ぎ澄まされた一貫性を持っています。
あなたがそれを体得したいのであれば、四六時中スマホでチャートを見ることをやめ、多通貨の監視をやめ、多様なチャートパターンでエントリーすることをやめましょう。
決断という言葉は「決めて断つ」と書き、その意味は、どれにするのかを選び、それ以外を捨て去り、あり方を定めて前に進むことを意味します。
あなたが本当にトレーダーとして大成したいのであれば、決断すること。
何が必要で何が不要なのか。
誰かに決めてもらうのではなく、全てをあなたの自己責任と自己完結で決心し歩みを進めていきましょう。
それがトレーダーらしく生きるということです。