「なかなかトレードスタイルが決まらない・・・」
「デイトレとスイングのどっちがいいのか分からない・・・」
という悩みを抱えている人も多い。
そもそもトレードスタイルは、ライフスタイルや性格などから自分で選択するものであって、誰かの爆益ツィートを見て決めるものではありません。
あなたの中に明確な軸がなければ、日々、誰かの爆益ツィートを見てはないものねだりをするハメになります。
この記事では、トレードスタイルを決めかねているあなたのために、デイトレとスイングのどちらががあなたに合っているのかを考えるためのヒントを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
デイトレとスイングはどっちがいい?あなたに最適なトレードスタイルを見つける超重要な考え方を徹底解説!
デイトレとスイングはどっちがいいのか?ということを解説していきます。
まず結論からお話すると、冒頭でも触れたようにどういうトレードスタイルがあなたに合っているのかということは、あなたにしか分かりません。
なぜなら、ライフスタイルや性格などによってトレードスタイルを選択するべきであり、個々の性格が全く異なるように、トレードスタイルの選択肢にも相応の多様性が存在しているから。
なので、誰々さんが言っていたから、誰々さんがやっているから、のように自分の頭で考えることを放棄することは絶対にやめましょう。
トレードスタイルは、スキャルピング、デイトレ、スイングの3つに大きく分けることができますが、この記事ではデイトレとスイングを比較していきます。
そして、多くの人が勘違いしていることの1つにスイングトレードの時間軸があります。
つまり、大勢の人が認識しているであろうスイングトレードとは、どちらかというとデイトレの延長戦上にあるものであり、本来のスイングトレードとは数週間から数ヶ月にわたってポジションを保有するトレードスタイルをさします。
まずはこの大前提をしっかりと理解しておきましょう。
そしてこの解説では、私自身のトレードスタイルを踏まえた主観を大いに含んでいますから、その点は注意して読んでください。
では、デイトレとスイングを比較していきます。
デイトレ
ローソク足でいうと1時間や30分足を1本から2本抜くようトレードを生業とし、時には4時間足スケールの値幅を抜き取るトレードスタイル。
特徴
スイングと比較した場合、チャンスの多さに恵まれ資金回転効率を上げて取引することが可能。
しかし、チャンスが多いということはそれに応じたリスクも抱えるということであり、時間足スケールごとのモメンタムが交差するポイントの見極めができなければ立ち回りが難しいという側面もある。
メリット
- 1日に1回程度のトレードチャンスがある。
- 資金回転効率を上げて取引を重ねることができる。
- 時間対効果の面で非常に優れている。
- 市場ごとの値動きに乗ることができれば効率的に資金を増やすことができる。
デメリット
- 基本的なトレード技術が備わっていなければ立ち回り自体が難しい。
- 目線を固定できなければ、無意識のうちにスキャルピングになってしまうリスクがある。
- 指標発表等の要素を常に意識しておく必要がある。
- 市場ごとの値動きの特徴を把握しておく必要がある。
スイング
明確な線引きはないものの、2日から3日程度のポジション保有であればスイングではなくデイトレの延長に属する。
本来のスイングトレードは数週間以上にわたってポジションを保有するものであり、その時間軸で取引しているトレーダーはあまりいないのが実情でしょう。
特徴
投機よりも投資に近いトレードスタイル。
何よりファンダメンタル等によって大局観をあらゆる側面から考慮しなければ、相応の時間軸を考慮してポジションを保有し続けることが難しい。
メリット
- デイトレと比較しチャートを意識することが少なく済む。
- 監視する時間足が上位に絞られるため、チャートパターン自体の確度が高い。
- 指標発表等の急激な値動きを気にする必要があまりない。
- 抱えるリスク等を考慮した場合、デイトレよりはメンタル負荷が小さい。
デメリット
- ポジションを保有している間、損益が気になり続ける。
- 下位足で上下する波によって資金残高曲線の右肩が滑らかに上昇しない。
- エントリータイミングが疎かになりがち。
- 資金回転効率の面ではデイトレに劣る。
- どちらかと言うと資金量があるトレーダー向きのスタイル。
長期投資で有名なウォーレン・バフェットですら、具体的なエントリータイミングを図るためにはテクニカル分析を行うといいます。
であるならば、投機であるFXにおいてはエントリータイミングを見極める技術を身につけることが非常に重要だと言えるでしょう。
まとめ
デイトレとスイングのどっちが優れているのか?ということ自体が論点がズレており、最も大切なことは、そのトレードスタイルをあなたが一貫性を持って継続できるのかということ。
有名なあの人がどれだけ推奨しようが、あなたに合っていなければ何も価値はありません。
目指すべきは、完全オーダーメイドの世界に一つしかないあなただけのトレードスタイルの構築です。
そして、それを作り上げるために最も必要なことは、何よりもあなた自身と深く向き合うこと。
外に答えを求めるのではなく、内に眠っている答えを見つけましょう。