基礎知識

FXが難しい理由はコレだ!向いている人はこれができる!

「何をやっても上手くいかない」
「現実世界の全てが上手くいっているのにFXだけは難し過ぎる」

という悩みや悲愴感に明け暮れたことは、FXトレードに取り組んだことがある人なら誰でも一度はあるはず。

 

何を隠そう私自身、FXトレードの勉強を始めてから数年は含み益になる方が稀で、出金など夢のまた夢のような生活を送っていたので、その気持ちは痛いほどよく分かります。

この記事では、今まさにFXは難しいと悲嘆に暮れているあなたのために、FXが難しいと感じている理由やどういう人が向いているのか?ということを分かりやすく解説していきますので最後までじっくりと読んでください。

FXが難しい理由はコレだ!向いている人はこれができる! Chapter.1 難しい理由

FXが難しい理由はコレだ!向いている人はこれができる!をテーマにお話していきます。

人の数だけ難しい理由はあるわけですが、この記事では3つに絞って解説していきます。

誰でも簡単にできる

まずはじめに解説する難しい理由は、「誰でも簡単にできてしまう」ということ。

つまり、全くの初心者であってもFX証券会社に口座を開設し入金さえすれば、その日からすぐにトレードできてしまうがために、全く上手くいかずに難しいと感じるのは当たり前の話。

 

さらに、トレードに必要な操作自体が基本的にワンクリックでできてしまうことや素人でも操作しやすくアプリがデザインされている点も、初心者が安易に足を踏み入れることを助長しているでしょう。

よく考えるまでもないのですが、医者であれば手術を執刀するまで、大工であれば現場を任されるまで、料理人であれば調理場を任されるまで、などなどどんな業界であれ現場に立つということは相応の経験が必要であり、また、経験がない場合には上司などにサポートやフォローをしてもらいながら業務につくはず。

 

それがFXになると、途端にその全ての過程を完全にすっ飛ばしていきなり現場に立てると考えてしまうのですから不思議ですよね。

上か下しかない

テクニカル分析で必須となるチャートもまた、FXを難しくする要因であるわけですが、何より価格と時間の2軸で形成される抽象的なグラフから優位性を読み解こうとすること自体が無理難題なのだから当然の話。

詳しくは次のフラクタル構造で解説しますが、チャートに形成される値動きも基本的な解釈としては「上か下の2択」であり、一見単純なその基本構造こそ初心者が「勝てそう」、「伸びそう」、「儲かりそう」と安易に考えてしまう原因でもあるでしょう。

フラクタル構造

チャートは価格と時間の2軸だと前述しましたが、多くの人が暗い闇に迷い込みながらもなかなか出口を見つけられない原因として、相場がフラクタル構造であることが挙げられます。

つまり、「あらゆる事象が時間足を変え、同じようにあらゆるスケールで発生している」ことによってテクニカル分析に無限の解釈の可能性を生み出し、相場参加者側に何らかの一貫した確固たる基準がなければ、あっという間に相場の世界に飲み込まれてしまう。

 

まずは、相場がフラクタル構造であること、フラクタル構造とは何なのか?と向き合い、知らぬうちに深みへとはまらないよう学びを深めておきましょう。

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FXが難しい理由はコレだ!向いている人はこれができる! Chapter.2 向いている人

FXが難しい理由の次は、FXに向いている人とはどういう人なのか?をお話していきます。

同じことを高い精度・密度で繰り返すことができる

3x3 ルービックキューブ

まず結論からお話すると、FXトレードにおいて大切なことは、一貫性と継続性を持ち自分という確固たる軸を持って相場と向き合うこと。

先ほどのフラクタル構造も1つの例ですが、あなたの見方によってどんな形にも見えてしまうまるで雲のようなチャートに対して、「この形なら絶対に分かる」という優位性を見出すためには、『愚直なまでに同じことを繰り返す』姿勢が必要になります。

 

つまり、よくネット上に落ちているようなありとあらゆるチャートパターンを狙うようなことをやっていては、いつまで経っても勝つために必要な術が身につきません。

「同じことを繰り返す」からこそ、似たような形はあっても全く同じ組み合わせのない相場において優位性を見出すことができるのです。

 

かの伝説的な野球選手イチローが、毎日同じことを繰り返すルーティンを非常に重要視していたことは有名ですが、何かしらの基準を持って同じことを繰り返すことで、些細な変化などにも気づくことができるようになります。

逆に言ってしまえば、あれもこれもと手を替え品を替えやっているようでは、どれも中途半端になりただただ時間だけが過ぎていくでしょう。

 

そして、この世界のほとんどの人は「同じことを繰り返す」ことができません。

「なーんだ、そんなことか」と高を括って物事を表面的に捉え、甘く見てしまうがためにたった1つのことを追求することができない。

 

だからこそ、同じことを繰り返すことに大きな優位性が隠れているのです。

常識に捉われない主体的な考え方

3×3ルービックキューブ

この世界はマジョリティとマイノリティに二極化されるわけですが、お察しの通り9割の人が退場する相場という世界においてもその基本構造は変わりません。

特に日本人は顕著だといいますが、「みんなと同じでいることに安心する・同じでないと不安になる」という精神構造自体が、相場の世界では必然的に負け組になることを意味しているんですね。

 

それに対し、いわゆる「変わり者、ひねくれ者、頑固者」などのように人とは違う個性として表現されるようなタイプの人は、大衆に同調することを嫌うため自ずと常識に捉われない価値観で生きています。

いかなる時も「自分ならこうする、このように考える」という主体的な考え方や在り方こそ、相場の世界でもあなたをマイノリティな存在にしてくれるでしょう。

他人の意見に左右されない強い信念

これはFXトレードに限らずですが、他人の意見に左右されずに生きていくことは非常に大切。

ただ、人は1人で生きていくことはできないので、決して自分以外を蔑ろにしてもいいということではなく、他人を尊重しながらも自分という軸をしっかり持つことが大切という意味です。

 

また、ネットで様々な情報に触れることができる現代においては、特にタイムリーな情報を入手できるtwitterなどで、他人の買った売ったに踊らされることは絶対にやってはいけません。

これだけは何度言っても言い尽くせないほど御法度だと心得ましょう。

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まとめ

白い紙に黒いパズルのピース

FXが難しい理由はコレだ!向いている人はこれができる!をテーマにお話してきました。

 

FXに限らずこの世界では、その道のプロがいるということは相応の知識、技術、経験が必要とされるのが当たり前ではあるものの、FXではパソコンの前に座るだけ、スマホのアプリを開くだけで素人がプロ達と同じ土俵に立ててしまうがために、相場の世界の猛者達にフルボッコにされているというのが実態。

思うように結果が出ず悩む前に、まずは「難しくて当たり前」ということを理解し、美味しそうな情報に踊らされるのではなく、高精度・高密度に同じことを繰り返すことができる磨き抜かれた一貫性を築いていきましょう。

 

本当に大切なこと、優位性があることは、どこかの誰かが知っている隠された情報ではなく、あなたの中に眠っています。