マルチタイムフレーム分析

マルチタイムフレーム分析の時間軸と時間足を捉えるポイントとは?を徹底解説!

「最近、トレードスタイルがグチャグチャになっている・・・」

 

スキャルピングのつもりがデイトレになり、スイングのつもりがチキン利食いでスキャルになっている。

その原因は様々ではあるものの、マルチタイムフレーム分析の使い方を誤っているがために陥ってしまうこともあるため、明確な定義づけをしておく必要があります。

 

この記事では、マルチタイムフレーム分析を行う上で大切な時間軸と時間足を捉えるポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

マルチタイムフレーム分析の時間軸と時間足を捉えるポイントとは?

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マルチタイムフレーム分析の時間軸と時間足を捉えるポイントとは?についてお話します。

 

まず結論からお話すると、マルチタイムフレーム分析では、時間足ごとの役割を明確に決めることが非常に重要だということ。

なぜなら、マルチタイムフレーム分析で各時間足を覗くと各時間足ごとの値動きがあり、それらに役割と意味を明確に決めておかなければ、トレードスタイル自体がブレブレになってしまうから。

 

例えば、スイングトレードを採用しているにも関わらず、1分足の動きに惑わされスキャルの波で利確をしてしまったり、スキャルを採用しているのに伸びたからといって保有時間を伸ばしてしまったりということになります。

これらは、1回という括りで捉えれば全く問題がないように見えるかもしれません。

 

しかし、こういう誤った成功体験や自己都合トレードの経験を繰り返すことで、知らず知らずのうちに迷路に迷い込んでしまい、上手くいかなくなった時に何が上手くいっていないのかをあなた自身が把握できないという事態に陥ります。

つまり、軌道修正が効かないということを意味しています。

 

パイロットが、自らの操縦で軌道修正ができなくなった時の結末は想像するまでもないでしょう。

これと全く同じことが起こってしまうわけで、この事態を避けるためにもメインの時間軸と時間足ごとの役割を明確に決めておく必要があるんですね。

 

 

チャートを覗くスケーリング

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トレーダーは、その瞬間の1つの価格をあらゆる縮尺、異なる解像度で見ているに過ぎないわけですが、その解像度ごとに認識できる情報が変わってきます。

隣町の新しくできたコンビニに行きたいのに、日本全体の縮尺の地図では等高線しか見えなくなるように、その目的によって意図的に解像度を使い分けるんですね。

 

では、どのような考え方で解像度を意図的に使い分けていくのかをお話していきます。

各時間足の基本的な考え方については、この記事でも詳しく解説していますので合わせて読んでみてください。

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大局を捉える

一般的に、環境認識といえば日足が最上位として認識されていますが、月足と週足は絶対に見るべき。

その理由は単純で、あなたが今トレードするメインの時間足の環境を把握する上で、それよりも上位の日足を重要視しているということは、その日足はあなたが見る見ないに関係なく月足と週足の影響を受けているから。

 

つまり、日頃から見ている日足の環境認識の精度を上げようとするのであれば、月足と週足も緻密に分析する必要があるんですね。

なので、日頃からチェックする時間足に月足と週足も加えるようにしましょう。

 

メインの時間軸の足の見方

茶色の廊下

上位足の環境条件という要素を除外して、まずフラットな目線で今の相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを判断しましょう。

そして、判断したその状況が上位足によって戦略の優位性を担保されているのかを確認します。

 

メインの時間軸の状況に対して、上位足がネガティブであればエントリーは見送った方が無難。

上位足がポジティブであれば、更に下位足に移行して具体的なエントリータイミングを見極めていきます。

 

エントリータイミングを見極める

メインの時間軸と上位足の環境条件から戦略の優位性を確認できたのであれば、15分足か5分足でエントリータイミングを図っていきます。

更に下には1分足があるわけですが、月足からスケールダウンしていった流れを1分足レベルで調和していく工程は非常に難易度が高いので、まずは15分足か5分足で高い精度のエントリーができるようにしていきましょう。

 

最も注意しなければいけないこと

最後に、最も注意しなければいけないことをお話します。

人の脳は、利益の最大化よりもチャンスの回数を最大化することに意識が向くような構造になっているため、損切りが続くと熱くなってメインの時間軸よりも下位の時間足でエントリーチャンスを探すようになってしまいます。

 

どこか入るチャンスはないかと、カチカチと目まぐるしくチャートを変えている自分に気づいたら、もうその日はチャートを閉じた方が賢明。

 

青牛
青牛
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まとめ

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マルチタイムフレーム分析の時間軸と時間足を捉えるポイントについて解説してきました。

トレードを続ける上で非常に大切なことは、あなた自身が自分が何をやっているのかを明確に理解していること。

 

「損切りが続いて熱くなった時は一旦引いた方がいい」というのは、これを守るためなんですね。

大きな事故というのは、自分が何をやっているのかが分からなくなった時に起こるもの。

 

長期的に安定したトレードを実行していくためにも、各時間足の役割と意味を明確に定義し、そこにあなたの行動が伴うようにしていきましょう。