マルチタイムフレーム分析

FXの環境認識を最強にするマルチタイムフレーム分析がトレーダーに絶対に必要な理由!

「環境認識さえ上手くできればもっと勝てるのに・・・」
「環境認識がしっかりできていればもっと獲れたな・・・」
「環境認識をキッチリやっていれば手を出さない場面だと分かっていたな・・・」

トレードをやっていれば誰しもが必ず環境認識の大切さに気づくものの、どうやって取り組めばいいのか分からないのが現実。

 

それもそのはずで、環境認識のスキルアップとして行き着く先は、圧倒的な数のケーススタディを積むことであり、一朝一夕でできるわけではないんですね。

そして、その地道な経験の積み重ねという壁に阻まれ多くのトレーダー志望者が挫折し、誰でも・簡単に・すぐに、といったキャッチーなフレーズに心奪われ、健全な技術研鑽の道から足を踏み外していく。

 

でも安心してください。

私も長い間、FXで勝てない時間の中で、環境認識には相当苦労した経験があり、だからこそ今、環境認識の壁にブチ当たっているあなたの気持ちがよく分かります。

 

そして、トレードで勝てるようになりたいと思い続ける中でマルチタイムフレーム分析に活路を見出し、今でも確かな技術として自信を持てるようになりました。

この記事では、そんな私自身の経験も踏まえて、環境認識を最強の次元へとグレードアップするために必須のマルチタイムフレーム分析について、どのブログよりも詳しく徹底解説していきますので是非参考にしてください。

FXの環境認識を最強にするためにはマルチタイムフレーム分析一択!

まず結論からお話すると、FXの環境認識を高精度で行いたいのであれば、マルチタイムフレーム分析の精度を上げていく以外に方法は存在しません。

 

なぜなら、上位足に内包される形で複数時間足によって構成されるローソク足の組み合わせは、単一時間足でのチャートパターンや個別のシグナル自体には何の優位性もなく、あくまで複数時間足の組み合わせによってその意味や優位性が決まるから。

つまり、この時間足では押し目買い場面だ、この時間足ではダブルボトムだ、といった単体でのチャートパターンや、ここでハンマー(ヒゲ)が出ているといった個別のシグナル自体に優位性が存在するわけではなく、複数時間足の総体的な位置関係で意味づけがされるんですね。

 

逆にこの考え方を理解できていないと、いつまでも統計学的な数字を追いかけるハメになり、あなたが採用する手法に絶対的な自信を持つことができないという事態に陥ります。

 

なぜここまで綺麗なセットアップなのに成立しなかったんだ・・・

この答えは、マルチタイムフレーム分析によって厳密な根拠をもって見出すことができます。

 

では次に、マルチタイムフレーム分析についての考え方やその技術を習得していくために必要なことをお話していきます。

FXの環境認識を最強にするマルチタイムフレーム分析による最大の恩恵

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FXの環境認識を最強の次元にするためのマルチタイムフレーム分析の必要性をお話するにあたって、もう1つ重要なポイントがあります。

 

それは、スイングトレードでも、デイトレでも、スキャルピングでも、ストップロスの設定位置を限界まで見極め、利益を最大限まで伸ばそうとした場合、精度の高いマルチタイムフレーム分析によって値動きの境界線を厳密に見極める技術は必要不可欠だということ。

つまり、どのレベルのトレーダーであったとしても、そのステージでのパフォーマンスを最大化するためには、マルチタイムフレーム分析による環境認識の精度を上げていくほかないんですね。

 

そして、それがある一定の水準を超えた時、あなたの目に映るチャートの世界は全く別のものになっているでしょう。

では、いよいよFXの環境認識にマルチタイムフレーム分析が必要な理由を余すことなくお話していきます。

 

 

FXの環境認識を最強にするマルチタイムフレーム分析の絶対的な必要性

FXの環境認識を最強にするマルチタイムフレーム分析を身につけるにあたって、準備すべきこととその絶対的な必要性についてお話します。

 

まず結論からお話すると、環境認識をする時はチェックする時間足を全て同時に表示するということ。

このことについての一般的な環境認識の説明としては、「上位足から下位足に向かってチャートを見ていきましょう」という表現が大方を占めているものの、この方法には重大な欠点があります。

 

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それは、人間の短期記憶の脆弱性。

人間の短期記憶についてのエビデンスの歴史は、1956年に心理学者のジョージ・ミラーが「人間の短期記憶の限界は7つ程度だ」という論文を発表したことにはじまり、最近では2001年にネルソン・コーワンという研究者が「マジカルナンバー4」という論文を発表しました。

 

つまり研究者の中では、「人間が一度に処理できる情報の量は概ね4つが限界」というのが現在のコンセンサスとなっています。

これが、FXの環境認識においてどれだけ重大な影響、いや多くのトレーダーにとって致命的な影響を及ぼしているのかをお話しましょう。

 

一般的な方法としては、1つのチャートを上位足から下位足へ向かって切り替えながら順々にチャートを見ていきますよね。

一例として、日足→4時間足→1時間足→15分足として実際にやってみてください。

 

では、15分足まで見終わったあなたに質問です。

「日足チャートを見ることなく数十秒前の記憶を頼りに、日足チャートのローソク足の並び、配置、個々の形状、全体が形成する波の大きさ、ダウ理論上の価格配置、共通認識性が高い水平線やトレンドラインとの距離感、インジケーターとの位置関係、この全てを正確に言えますか?」

 

もう答えが出たのではないでしょうか。

更には、この質問では日足1つでしたが、これをチェックしている全ての時間足で正確に記憶することの現実的な難易度はあなたが一番分かっているはず。

 

そして、本当のマルチタイムフレーム分析とは、これら各時間足の状況を同時並行して判断する中で分析統合する技術を指します。

上位足から下位足に向かって〜などという解説は、MT4の操作説明レベルの話に過ぎません。

 

これまでの話を踏まえれば、あなたがチェックしている時間足の全てを同時に表示することの必要性と、何よりそれが環境認識に及ぼす重大な影響を十分理解できたはず。

やることは明確。

 

チェックしている時間足の全てを同時に表示し、マルチタイムフレーム分析という環境認識の技術を磨いていきましょう。

 

【完全版】マルチタイムフレーム分析を初心者が身につける方法を徹底解説!この記事では、マルチタイムフレーム分析の技術を習得したいけど、「初心者には難しいからやめときな」と言われ、どうやって取り組んでいけばいいのか分からないというあなたのために、マルチタイムフレーム分析を学ぶ上で必要なお話をしていきますので、じっくりと読んでください。...

まとめ

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FXの環境認識を最強の次元にまでレベルアップさせるためには、マルチタイムフレーム分析が必須。

そして、マルチタイムフレーム分析を磨いていく方法に魔法など存在せず、複数時間足を分析統合するケーススタディを圧倒的な数こなしていくしかない。

 

この世界では、本当に大切なことほど地味で面倒で大変だということは、全ての物事に共通する真理。

楽な道はありませんが、自ら決断して歩むその先には望む未来が必ず待っていますから、自分を信じて歩みを進めていきましょう。